しがらみも何もかも捨てて、
自由に生きたい・・・と疲れていたころがありました。
そんな時、ミニマリスト的な思想?に出会い、片づけを始めました。
自分が、いかにモノやお金を大事にしていなかったか、深く考えずにストレスでものを買いまくっていたのか思い知りました。
そしてとにかくお金を稼がなければ不安、と思っていたのに、その不安やストレスで、その稼いだお金を吐き出すようにお金を使っていることに気づきました。
いるものだけ買って、使わなければそこまで不安にもならなかったのに、
不安だ不安だ、といいながらお金を使い続けて、モノを買うことで癒される、というかその時だけの快感を求めてお店に入っていました。いろんなことが不安で、寂しかったのかもしれません。
もともとモノには執着のないタイプで、何かを買って、集めて幸せ、とか思えない人間なのに、仕事をしていく理由を求めるかのように消費し、だから働かなくてはいけないんだ、と自分に言い聞かせているようなところがありました。
高いものを身に着けることで自分の価値を上げるというか、そういうもので自分を鼓舞しなければ立っておられず、生き残るために不安で、資格のテキストを買い込んだりしました。
生きるのが不安で不安で仕方なかった。
今でも不安は消えないけれど、少なくともお金だけで解決するとは思っていません。
そう思えるようになってよかった。とりあえず毎月生きるのにいくらかかるか知っているから。お金の重みと向き合い方を考えるようになったから。
当時は自分がどうしたいのかわからなかったこと、考える時間すらなかったことで、迷走していて、お金を使ってなにか答えをみつけたかったのです。
けれど、こういった不安って、私だけが感じているものなのでしょうか?
今は、8050問題とか、老後2000万問題とか、年金もらえない問題とか、就職氷河期世代であるボリュームゾーンの人たちがもはやリストラ年代になってきたりとか、失われた30年とかコロナ世代とか・・・聞くだけで死にそうになるワードが並んでいて、とても楽観的にはなれないですよね。
コロナもあるし、戦争もあるし、自然災害も多く、どうなるんだ・・とさらに不安がつのり、心が死にそうになったとき、時々手に取る本があります。
こんな時代だからこそ、シンプルに生きたい。変哲のないものに喜びを見つけ、味わう、といった内容に、心が少し楽になります。
「シンプルに生きる」
ドミニック・ローホー 幻冬舎
「「限りなく少なく」豊かに生きる」
ドミニック・ローホー 講談社
内面により真剣な生き方を始めた人は、外面的にはよりシンプルな生き方になっていく
アーネスト ヘミングウェイ
本の中で紹介されているこの言葉が好きです^^
お読みいただきありがとうございました^^