白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

2021-01-01から1年間の記事一覧

寝不足になる幸せ

面白いと思える本に出会うと、つい続きが気になって 寝不足になってしまうときがあります。 なので、長編の物語を読むときなどは、できるだけ休みの日の前の日にするとか、もしくは時間を決めて手に取るようにしているのですが・・・^^; 歴史ものなら、そ…

選んでいるのは自分

目の前のことを忙しくこなす日々が続くと、自分の心が見えなくなること、ありませんか? 一生懸命頑張ること、期待に応えること、その場所でいいと思われている価値観に従い、そこで結果を出すこと。それを目標に生きていた頃、すこし過労気味になり、1週間…

忘れたいあの一言

今週のお題「忘れたいこと」が、今回の書きたかったこと寄りだったので応募してみました。 ここ何回かで、見えない天井にぶちあたった時のことをお話しているのですが・・・ その当時言われた言葉で、何年経っても、忘れられないものがいくつかあります。 こ…

矛盾に折り合いをつけるには

前回のブログで、仕事やいろいろなことに行き詰り、答えを探して本格的に読書をするようになったと書きました。 そのとき悩んできたというか、考え続けていたことは、 「働き続けなければ、キャリアが終わる」 「一度辞めたら、たとえどんなに経歴があっても…

本当の意味での学びとは

今回は本の紹介ではなく、本格的に本を読み始めたころのことを少し^^ 子供の頃から、読書が好きでした。 まだ幼い頃、祖父母と日本昔話を一緒に読むのが好きでした。 小学生の頃、当時流行っていた今でいうライトノベルを友達と貸し借りして読みました。 …

10分くらいで読めて明るいのにものすごく後味が怖いお話

「先生は怖くてふるえていた。」から始まり「九時二十三ぷんだった。」で終わるとても短いお話。だけど、なんともいえない後読感が残ります。 「23分間の奇跡」 ジェームス・クラベル 青島幸雄 訳 集英社文庫 集団心理というものがいかに簡単に誘導されてし…

薄くて読みやすく面白いけどちょっと怖いお話

ちょっと風変わりな設定のお話を読みました。 その名も前世探偵。 なんとなく興味を惹かれて手に取ったのですが、 結構面白い^^・・・というか怖い^^; 短編5つで構成されていて、読みやすいのですが手に汗握る展開もあり切なくもありで一気に読んでしま…

なつかしの雑貨店

「雑貨店」というとどういうお店を思い浮かべますか? 今の若者だったら、カフェに併設されて売られているようなおしゃれなグッズを取り扱っているお店のように思うかも・・^^ 祖父母が元気だったころ、その家の近くにいわゆる「雑貨店」があり、そのご家…

薄めの本② 読みやすく、時々泣けて、ごはんが食べたくなるお話

今まで生きてきた人生で、うまくいかなかった・・甘かったな・・と感じていることがありますか? 過去にはどんなに望んでも戻れないけれど、できることならあの時に戻ってやり直したいと、もう一度同じことができるなら、今度こそうまくできると、そう思って…

軽快でさくっと読める薄めの本

本を読みたいけれど、忙しい。息抜きしたいけど、あまり時間とれない。 そんな日常を過ごされている方は多いのではないでしょうか。 寝る前の30分くらいで一話読める、または仕事帰りの電車で一話読めるくらいの短編や薄い本を、これから何度かにわたってご…

本当のナウシカのお話を知っていますか

「風の谷のナウシカ」この映画を知らない人はいるのでしょうか? 少し古い映画なので、今の子供たちで知らない人はいるかもしれませんね。 ですが、大人世代の方たちは、おそらく子供の頃に、または自分の子供と一緒にご覧になったことがあるのではないでし…

闘蛇を死なせたのは誰か

日常生活で、当たり前だと思っていることが、実は人間だけが決めたルールで、自然界やほかの動物たちにとっては害になっている・・ そんなことが、世の中には結構あるのかもしれません。誰が位が上で、誰が下、といったことも、そのときにそうしたほうがいい…

民俗学は面白い

大学生の頃、一般教養で「民俗学」という講義があった気がするのですが、当時は、どんな学問なのかなぁ・・と思ったくらいで、講義を取ることはありませんでした。そのころは若く、将来への不安もあって、将来の就職を見据えた、実務的な講義ばかりが目に入…

憎む相手の気持ち

まだ今よりはずっと若いころ、いろいろ注意されたり、批判されたりすることを、どこか被害者的な目線で見ていた時がありました。 おそらく自分が至らずに、力不足でいろいろなことをうまく回せず、でも若さと体力とやる気はあったので空回りしていたのだな・…

時代劇のようなファンタジー

時代劇のようで、ファンタジーでもあるような不思議なお話を読みました。 通勤時間や、夜の読書でもさくっと読める厚さの本なので、とても読みやすく、子供向けのようで、大人が楽しめるような物語です。 「お面屋 たまよし」 石川 宏千花 講談社文庫 それを…

読まなければよかった・・・

フィクションなのですが、現実にありそうな・・・。 物語だよね?と思いながらでも本当だったら・・>< というリアルな意味でものすごく怖いお話を読んでしまいました。 そのお話はいわゆる地震パンデミックものです。最近地震が多いし、南海トラフとかいろ…

食べ物のお話

もしかすると私は、おいしい食べ物がでてくるお話が結構好きなのかもしれません。気が付くと、料理だったり、お弁当だったり、お菓子だったりが出てくる本を手に取っている時があったりします。食いしん坊だなぁ・・^^; 食欲の秋でもありますし^^ 今回…

興味とルール

スポーツ観戦が好きです^^(テレビでのですが^^;) 特に好きなのが、サッカーやバスケット、ラグビーなど、チームプレーで動き回る系のスポーツです。ただ見ているだけでも楽しめるのですが、やはりルールを知り、動きの型を知り、どのような作戦で展開…

今週のお題「読書の秋」ということで

今週のお題「読書の秋」 お題が私のブログと重なる部分があったので思い切って応募してみました^^ 「読書」というとなんだか少しお堅い感じもするけれど、面白い本を見つけたときはテンションがあがったり、面白かったなぁ楽しかったなぁと一瞬幸せな気持…

大人になってから

同じ本を読んでも、大人になってからと、若い学生の頃に読むのとでは違う感じ方をしたりしますよね。 親に対する気持ちなども、親が若くて元気なときと、年をとってからだと、いろいろ変わってくるものがあったりします。 今回ご紹介するのは、児童文学など…

下町に惹かれて

下町っぽい街並みや商店街が残っている場所に行くと、なんだかほっとします。 近くに商店街のあるところで育ったからかもしれませんが、そういう街を歩くと、なんだか懐かしく、温かい気持ちになります。 今回ご紹介するのは、そんな商店街にあるお店のお話…

冬におすすめのほっこりする本

少し肌寒くなってきましたね。 今回は、読んでいてほっこり暖かい気持ちになり、かつ手軽に読める物語をご紹介したいと思います^^ 「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」 江本 マシメサ 宝島社 一年の半分近くが冬となる極寒の地を治める伯爵リツハルドは…

美しい物語

秋が深まってくると、静かに心にしみる物語を読みたくなるときがあります。 今回はそんなときにおすすめだと思う本をご紹介したいと思います。 「狐笛のかなた」 上橋 菜穂子 新潮文庫 亡き母から、人の心が聞こえる「聞き耳」の力を受け継いだ12歳の小夜は…

ライトなホラー②

少しこわいけど、少し泣ける。少し笑える。 サクサク読めて、なぜかあたたかい気持ちになる、そんな本です。 日常の息抜きに、おすすめです^^ 「お迎えにあがりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課」 竹林 七草 集英社文庫 入社式当日に会社が倒産し、…

ライトなホラー

「リング」とか「犬鳴村」みたいな本格的なホラーは、個人的には怖すぎて後をひくから無理だけど、ちょっとした怖さがある物語を読みたくなるときがあります。 ずっと守りたい人がいて、霊になっても守り続けている人。愛する飼い主との約束を守り続けて、死…

すぐそばも幸せにできないで

「活躍」とか「社会貢献」とか「売上1位の優秀社員表彰」とか「競争力」とかそういった言葉が、物事を一方からしかみてないように思えて、少し苦手です。昔から。 「活躍」してない人ってどんな人のことを指すのかな・・ 仕事をしているだけで社会にはある程…

あの頃に読みたかった

仕事をしていると、いいこともあるけれど、結構つらいことも多いですよね。 ノルマ的なものに追われ、上司や先輩に怒られ、または部下や後輩と上司の板挟みになったり、抱えるものが増えていったり・・。 体力と気合で乗り切れる若いうちは何とかこなせても…

作品を生み出す人のすごさ

すごく面白い本を読み終わったとき、作品にして出せるレベルで物語を考えたりできる人ってすごいなぁ・・といつも思うわけです。 数を読めば読むほど、その思いが強まるというか、やっぱりお金を人様に払ってもらえるレベルのものを生み出す人はプロなのであ…

読書するのは何のため

本を読みたいときって、どんな時ですか? 私の場合は、趣味であるのもあるけれど、単純に息抜きしたいとき、それから自分の心を整理したいけど、答えが見つからなくて・・でも人に相談するのも・・というときに本を手に取ったりします。 たくさん本を読んで…

時代小説は楽しい

こんにちは^^ 時代劇と小説と和菓子を愛する白玉ウサギと申します。個人的に面白かった!と思う本を、ひっそりと紹介しています。 今日ご紹介するのは、 「みをつくし料理帖」(著者 髙田 郁 全10巻 ハルキ文庫)です。 映画にもテレビドラマにもなったの…