今回は本の紹介ではなく、本格的に本を読み始めたころのことを少し^^
子供の頃から、読書が好きでした。
まだ幼い頃、祖父母と日本昔話を一緒に読むのが好きでした。
小学生の頃、当時流行っていた今でいうライトノベルを友達と貸し借りして読みました。
高校生くらいになると雑誌などを貸し借りしたり。大学生のときや社会人になってからはミステリーやエッセイなどをよく読みました。
ですが・・・本当に読書の力を知ったのは、社会人になり、いわゆる「ガラスの天井」にぶち当たった頃でした。
知識も経験もないところから必死に頑張って積み重ねていたと思っていたけれど、会社というところは、見えないルールやレールがあって、個人の頑張りだけではどうにもならない壁があるのだと。歯車には人権はなく、決められた生き方があるのだと知った頃、どこに向かって進めばいいのかわからなくなった時期がありました。(もちろんそうでない会社もたくさんあると思います。ですが私の勤めていたところにはそう感じました)
きれいなようで、先進国のようで、汚く、遅れた部分がある国なのだと、でもそれが今の(当時の)資本主義には必要なのかもしれない、と感じ、苦しかった。
女性であることで失った機会もたくさんあり、学生までは、男女の区別なく勉強やいろいろなことを頑張ることはいいことだと思っていたけれど、社会にでると明確な男女差があり、それを当たり前のように言ってくる人もいました。
同じように受験を頑張り、就職活動を頑張り、下積みをし、でもそこから同じようには上がれない。「若いこと」「きれいであること」に重きをおかれ、年齢が上がっていくといづらくなる。もしくは男性と同じように頑張るためには、何かを捨てなければならない。
そんなことは、学生時代考えたこともなく、純粋に頑張っていました。
教育の場と経済の場の価値観は一致しない。そんな当たり前のことに、社会人になってかなりたってから気づいたのです。
そして知りました。自分が、「幸せ」や「活躍」の概念がよくわかっていないこと、世間を知らないこと、経済や資本主義社会について驚くほど無知であること、人の引いたレールの上で頑張っていれば幸せになれる、と勘違いしていたこと、今まで支えてくれていたひとがたくさんいたことを、本当の意味で分かっていなかったことを。
次回から、そんな時期に読み漁った本を、少しずつご紹介していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました^^