読書が好きで、いろんなジャンルの本を手に取ったりします。
今は、小説や、家仕事に関する本やエッセイなどをよく読みますが、
仕事でいろいろ悩んでいたころは、ビジネス書もたくさん読みました。
今でも、気になったものは読んだりしています。
ビジネス書はたくさんたくさん出ているけれど、著者の割合は、男性率が高いように思います。
ビジネス=男性 のイメージが強いのでしょうか?
女性の書かれた本を、新卒で入った組織で働いていた当時意識して手に取ったりしましたが、
男性社会でボロボロになっていた自分には、当時響くものは少なく感じ、
どちらかといえば、出産を機に起業した方や、組織で登るために何かを犠牲にして頑張った方や、すべてを手にするために超絶頑張っているスーパーウーマンと言える方だったりが、紹介されていたり、自分はこうしてきた、といったことを紹介されていたりして、
凡人の私には、きっとそのどれも無理だ、というものが多いように感じていました。
ごくごく普通の女性が、普通に頑張って、そこそこ普通に尊厳を持って生きていく道が、今はもっとあったりするのでしょうか。女性の地位は、今はもっと認められたものなのでしょうか。そうだったらとても嬉しいですが。
ビジネス書を書かれているような、仕事論にたけている方に、お聞きしたいのです。
あなたが、もし女性に生まれていたら、どんな人生を送っていたと思いますか?
もし女性に生まれていたら、数ある選択肢の中から、どんな人生を選び、何を幸せと思い生きていると思いますか?
あなたがもし女性だったら、今の会社で、CEOになれていたと思いますか?
もしあなたが女性だったら、今の仕事をしながら、今のパフォーマンスを維持したまま、子供を持つことができたと思いますか?もし無理だと思ったら、そのために仕事を一時あきらめることができましたか?
もし、あなたが女性だったら、どんな男性を、パートナーに選びますか?
私はフェミニストではありませんが、日本のジェンダー問題への対応の遅さ、男性の意識の低さを、社会にでて嫌ほど感じ、(私が勤めていた会社が、そういう業界だったのかもしれませんが)、上司や、同僚の男性の、何気ない悪気のない言葉に、死ぬほど傷ついて、未来がとざされ壁に塗りこめられているような閉塞感を感じることが多かったとき、よく心の中でこう叫んでいました。
「あなたが女性に生まれていたら、きっと今のポジションにはいない。そのことが、あなたはわかっていない」
いつか機会があったら、聞いてみたいと思っていたのです。
何冊も何冊も、本を出しているような、日本を代表するようなビジネスマンの方たちに。
「あなたがもし女性に生まれていたら、どういう本を出したいですか?」
「もういちど生まれ変わるとしたら、男性と女性どちらがいいですか?」
「もし女性に生まれていたら、今の年齢のあなたは、何をしていると思いますか?」
何年も変わらないということは、「変わらなくていい」と思っている人が多いということで、日本のジェンダー問題に関しては、おそらく変わらなくていいよ、と思っている人達が、多数を占めている、ということですね。
お金をもらうための労働だけが、意義があるとは思わないですが、
考え方や向き合い方を変えることで、男女とも、もっと楽に生きられる世の中になればいいなぁと思います。
お読みいただきありがとうございました^^