白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

10分くらいで読めて明るいのにものすごく後味が怖いお話

「先生は怖くてふるえていた。」から始まり「九時二十三ぷんだった。」で終わるとても短いお話。だけど、なんともいえない後読感が残ります。

 

「23分間の奇跡」 ジェームス・クラベル 

          青島幸雄 訳 集英社文庫

 

 

集団心理というものがいかに簡単に誘導されてしまうか といったことがテーマです。

お話自体は明るい感じに描かれているのに、ものすごく怖い。

後ろに英語の原文も載っているので、英語でも読んでみるのもおすすめです。