白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

矛盾に折り合いをつけるには

前回のブログで、仕事やいろいろなことに行き詰り、答えを探して本格的に読書をするようになったと書きました。

 

そのとき悩んできたというか、考え続けていたことは、

「働き続けなければ、キャリアが終わる」

 

「一度辞めたら、たとえどんなに経歴があっても非正規になるしかない」

(非正規の人を否定しているわけではありません。再就職に有利な資格をもってるわけでもない普通の人間が、ほかにできることもなく、正社員をすてることが怖いという意味で書きました)

「でも働き続けるなら、時間や体のキャパシティ的に、結婚生活の継続や、妊娠出産がかなりきつい」

 

「やめてしまったら、今まで頑張ってきたこと(受験や就活や下積みや勉強など)が意味のなかったことになってしまう」

 

「今までが意味がなかったことになるのなら、結局女性が頑張るのは何のためだったのか」

 

「全部手にしているように見える人もいるけど、環境が違いすぎる(親が近くにいるとか、本社に通える距離に実家があってそこから通えるとか)」

 

「そしてそもそも、仕事のための仕事や、その業界を維持するために必死で作り出した仕事が多く、意味を全く感じられないことに人生の時間を割いていていいのか」

 

「いい商品をお客様に買っていただき、喜んでもらって対価を受け取りたいと、それが普通だと思っていたけれど、実際は既存の商品を改良することなく、接待やゴルフなどで人脈を築き、「「●●さんのところでいくら買うから●●さんはうちでこれくらい買ってくださいよ」」という人脈セールスが主で、仕事の話は男同士、接待するのに女性がいたほうがいいから、という理由で女性社員を連れていく、といったことがいやすぎる」

 

といったものでした。

 

そこで働いている男性たちも、一部の出世頭的な人たちを除いて、あまり幸せそうではなかった。

経済さえまわっていれば国は生きられると誰かが言っていたけれど、きっと全体的にみてまわっているように見えるなら、それが続くということで・・・。組織が大きくなるほど変化の速度が遅いということで・・・。

 

頭の中で同じようなことをぐるぐると考えて、休みの日も心が休まらなくなっていました。今よりも若く、少しの野心もあり、いらないプライドもあり、でも幸せになりたい・・でも幸せが何なのかもわからない・・・といった矛盾だらけの時期でした^^;

 

なんだか長くなりました。

 

そんなときに読んでいた本を今日は4冊ご紹介します^^

 

「働く女(ひと)の仕事のルール」貧困と孤独の不安が消える働き方

           有川 真由美 きずな出版

女性が誰しも感じたことのあるような不安に対する筆者なりの答えが心にしみます^^

 

「未来の働き方を考えよう」

           ちきりん 文芸春秋

はてなブロガーでもあるちきりんさんの本です^^私は本→ブログの順で知りましたが^^;

するどい切り口に目からうろこ。 自分の頭で考えねば・・と思いました。

 

「現状を破壊するためにはぬるま湯をとびださなければならない。」

           千田琢哉 Gakken 

男性向けのようで、男女関係なくでも心にささる厳しい言葉に、自分の甘えを反省しました。

 

「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」

           佐藤美由紀 双葉社

環境の未来を全世界のリーダーできめていくというリオ会議で、最後に登場したウルグアイの大統領のスピーチを紹介した本です。

環境や資本主義や社会のしくみに矛盾を感じていたときに出会い、本音で話す大統領の言葉に心打たれました。

 

また次回、ほかの本もご紹介していきます。

 

お読みいただきありがとうございました^^