白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

地球規模で考える

若い頃、私は、いろいろわかっていると思い込んでいる視野の狭い人間で、

いろんなことを自分中心にして見ていました。

 

自分から見た世界、自分が感じたこと、自分の周りの価値観、自分が受け入れられること、評価されること、幸せになること。

そういったことがとても大切でした。

必死すぎて、小さな世界しか見えなくなっていたのだと思います。

 

ある時から、視野が開け、自分の仕事や周りの人だけではなく、自分のいる町にとってはどうなのか、自分のいる県にとってはどうなのか、自分の住む国、自分の住む星単位でいうと、どうなんだろう、と全体的に物事を見るようになりました。

 

その仕事は、誰の役に立っていて、本当に必要なものなのか、そういったこともたくさん考えました。

 

かつては流行りを追ったり、企業のCMに影響されて、何も考えず、お店で安いものとか、目についたものを買っていましたが、そういうことをやめ、

食べ物であれば、どこで誰がどのようにして作ったものか、

洗剤などであれば、環境に配慮したものなのか

日用品であれば、それを作った会社がどういう会社なのか、そこの商品を買うことで、微々たるものでも売り上げに貢献するのにふさわしいいい会社なのか、

いろいろと考えて買うようになりました。

 

 

「安い」ということは、どこかにしわ寄せがきているということなので、その理由を考えてから納得できたら買うようになりました。(傷がついていて正規の値段で売れない野菜などは喜んで買っています)

少し値上がりしても、とても良い商品を頑張って提供してくれている会社のものなら、頑張って買おう、と思うようになりました。

 

一人ひとりのお金の使い方で、環境や市場はある程度変えられるのではないかな・・と個人的に思っています。

お金は生活するのに必需ですが、もし使い道を選べるだけのお金があったなら、少しでも物事をよくしていくために使いたいと、今は思います。

 

たった1円でも、全国民が1円払うと一億以上。

国や行政主導ではなく、個人個人が視野をひろげ、ボトムアップで消費を変えれば、この資本主義社会で、少しでもいいほうに進んで行ったりしないかな・・・とひそかに実行中です。たいしたことはできないのですが^^;

 

環境問題などが叫ばれ数十年たつけれど、結局いろいろ持続可能なのか、いつか終わってしまうのかわかりません。

コロナや戦争など、生きるのに必死なこともたくさん起こり、辛いニュースも多いです。

でも、全体で見て、希望がないように思えても、個人単位で視野を広く持ち、生き方を考え、やるべきことを選択し、希望を持って生きる人が増えたら、そこからいい未来が開けるのではないかな・・と思ったりするのです。

 

今回は、昔読んで衝撃を受けた本を読み返してみました^^

 

沈黙の春」 レイチェル カーソン 新潮文庫

 

静かな怖さが、ここにあります。

 

 

お読みいただきありがとうございました^^