仕事をしていると、いいこともあるけれど、結構つらいことも多いですよね。
ノルマ的なものに追われ、上司や先輩に怒られ、または部下や後輩と上司の板挟みになったり、抱えるものが増えていったり・・。
体力と気合で乗り切れる若いうちは何とかこなせても、年々気合ではどうにもならなくなったり、なぜこんなことをしているのか・・と思い始めたり。
そんな疲れ果てていたあの頃に出会っていたら、なんだかスカっとできたかもなぁ・・と個人的に思う本があります。
「ちょっと今から仕事やめてくる」北川恵海 KADOKAWA メディアワークス文庫
主人公の隆はブラック企業でこき使われ、心身ともに衰弱して無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられます。小学校の同級生だという彼と仲良くなり飲みに行って話を聞いてもらったりするうちに、隆の心に変化が生まれていきます。
しかし調べるとヤマモトという同級生はいたことはいたが海外赴任中で日本にはいないはずということがわかり・・・
最後は泣けます。
(誤解のないよう補足しますが、退職をおすすめしているわけではありません)