白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

中身は少ないほうがいいけれど・・

今週のお題「カバンの中身」

 

カバンに必要なものを入れていく作業がとても好きです^^

遠い遠い昔、私は、翌日に必要な教科書や筆箱を前日にランドセルに入れていくという作業を、すごく楽しみにしていたようなこどもでした^^;

 

その名残かどうかはわかりませんが、定期的にカバンの中身を出して、必要なものだけを入れなおしたり、ハンカチやティッシュなどの消耗品を入れ替えたり、

カバンを時々変えて、中身を入れ替えたり、といった作業が好きです^^

 

カバンを持っていく、ということは、仕事だったり買い物だったりこどもや友人とのお出かけだったり、いろいろとアクティブな状態なわけで、

 

私はそんなアクティブな状態で、必要なものがすっと取り出せるように、必要なものが必要なだけ入っているように調整していたいな・・・と思ったりしています。

 

重たいカバンを抱えていると、それだけでもう家に帰りたくなるので、

できるだけ軽く、小さく、動きやすく、といったことを重視しています。

 

お財布、スマホ、ハンカチ、ティッシュ、歯ブラシなどのエチケット用品のポーチ、車と家の鍵。

だいたい基本はこれだけで、あとはその時必要なものを足します^^(暑い日などは水筒とか)

 

必要なものだけ・・というのが好きな私ですが・・

軽いほうがいいのはわかってるんですが・・・

 

これにプラスしてどうしても入れてしまうのが本です^^;

 

その日や週に読み込みたいな・・と思ってる本や、読むと気が晴れたり、元気になれる本を一冊、常にカバンに入れています。

 

年を重ねるたびに、言葉のもつ力に救われ、力が湧くこともあり、

自分の使った言葉や、知識を顧みたり、自分と向き合って、自分の感じていることを知ったり。

 

カバンが少し重くなるんだけど、そのときの気分によって、入れる本を選ぶのも、私にとってまた楽しい作業なのです^^

 

スマホタブレットで読むのもいいのですが、スマホだと画面が小さかったりして目が疲れてしまったり、タブレットだと、精密機器をカバンにいれているようで、飲み物などを気軽にカバンに入れられないというか、ちょっと緊張しちゃうので家においてます・・(笑)

 

車にも、後部座席に置いているかごの中に、何冊か本を置いていて、

たとえば歯医者さんに行く、とか待ち合わせをする、とか何か少し待ち時間が生じた時に、待ち時間をあまり意識せずに済んだり、軽くインプットできたり、気分転換ができるようにしていたりします。

 

フットワーク重視で、身軽が好きな私だけど、

入れるものを厳選したり、本を選んだりするのもとても楽しい^^

 

少ないほうがいいけど、その必需品に入るものは、人それぞれなのかも。

 

本を入れちゃうのはもしかして私だけでしょうか・・・

いや、そんなことはないはず・・・ 

仲間の人、いますよね?^^;

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

お題に便乗して

今週のお題「最近おもしろかった本」

読んだ本をご紹介したり、日々の疑問をつらつら書いたりしている私にとって、すごくタイミングのいいお題がいただけたので、便乗させていただくことに^^

 

最近またいくつか本を手に取りました^^

 

涼しくなってきたので、夜、少しだけ晩酌などしながら読んでいます。

 

秋は個人的にとても好きな季節です。

少しずつ涼しくなって、少し寒さを感じたり、空が高くて、日中の日差しも眩しくて、とても綺麗。

少し寂しくて、でも冬の支度などで温かい気持ちになったり。

 

ここ最近手に取った本はこちら(=゚ω゚)ノ

 

後宮の烏1~7巻」 白川紺子 集英社オレンジ文庫

後宮の奥深くに住む「烏妃」と呼ばれる特別な妃が主人公の中華風ファンタジーです。

「烏妃」とは何なのか。

なぜ「烏妃」が生まれたのか。

死者の魂を1度だけ召喚できる烏妃のもとに持ち込まれる依頼の数々。

いろんな意味で引き込まれるお話です。

 

「生き方革命」 橋下 徹 堀江 貴文 徳間書店

古い枠組みを保ったまま、答えを見つけようとしても難しい。

そもそも根本から考え直すべき、といった生き方や考え方の変革、といったテーマで書かれています。

心のどこかで、感じたことがあるような問題を、すぱっと言語化して文章にしてくれているので、とても面白かったです。

 

「志麻さんの魔法のソースレシピ」 

      志麻 マガジンハウス

プロのシェフからフリーランスの家政婦さんになられた志麻さんのソースのレシピがつまった本です。私は普段はレシピはほとんどネット検索で、本は買わないのですが、

ソースとかマヨとかタルタルとか、いろいろなものを市販で買うと冷蔵庫を圧迫するし、できたら材料に入ってるものを全部把握して安心して家族に出したい・・と思っていたところとても分かりやすかったので購入しました^^

そうかマヨネーズは作ればいいのか・・・(。-`ω-) 

 

 

畑でとれたお芋で、大学芋と豚汁を作りました^^

秋は収穫の秋でもあり、食欲の秋でもありますね。

太らないよう気を付けないと・・・(;´・ω・)

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

秋の読書始め

9月中旬過ぎから、何冊か本を読みました^^

面白いと思えた本に出会えて、なんだか幸せでした。

 

物語を作れる人、すごいなぁ・・といつも思います。

 

本を出せるほど、何かに特化して頑張っておられる方も。

 

そんな人たちのおかげで、私の人生は、少し楽しくなっています^^

ありがたいなぁ(*´▽`*)

 

 

最近読んでみた本たちはこちら(=゚ω゚)ノ

 

「あるものでまかなう生活」 井出留美 日本経済新聞出版

 

食品ロス問題の専門家である著者の方が、わかっているようで知らない、フードロスの問題を、実際の例を出してわかりやすく書いておられます。

一度ちゃんと向き合ったほうがいいかも・・と思っていることをいろいろと学べる本でした。

 

商品の納入に関すること、コンビニのこと、結構衝撃を受けました。

自分にできることからいろいろやっていかなくては、と思えました。

 

「皇華走狗伝」 喜多村やすは 宝島社

 

中華平原に名をはせる禍国という国が舞台の中華風ファンタジーです。

覇王の宿星を持った王子、戦は、陰謀渦巻き命を狙われる王室で、穏やかに爪を隠して生き延びていました。同じころ、才能があるが側室の子という戸籍を与えられない身分に生まれたために人扱いされず、書庫に閉じこもる少年、真と出会い、それぞれの才がぶつかり合い、王道への道が開けていきます。

すごく面白いと思ったら、ネット小説大賞受賞作品だったようです^^

 

「侠飯(おとこめし)」1~8巻 福澤徹三 文春文庫

 

一見極道に見える強面の刑事二人の、心にしみる言葉と料理が味わえる小説です。

食いしん坊なので食べ物が出てくるお話に弱いのですが^^;

とても読みやすく面白いので、疲れている週末などに読むと息抜きになるかもしれません。

 

「【自宅オフィス】のととのえ方 」

   WORK from HOME 主婦の友社

 

リモートワークが増えてきたこの頃、自宅での仕事スペースを素敵に作っておられる方々が、何人か紹介されています。

私はリモートではないけど、書斎的なお部屋にはいつも憧れがあるので、とても参考になりました^^

 

 

今また面白い小説に出会って、ちょこちょこ読み進めています^^

数巻でているものなので、少し時間がかかりそうです。

でも、まだ先が長い、ということも嬉しかったりします。

 

皆様にとって幸せな秋になりますように

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

 

つなぐということ

ずっとずっと昔からある老舗の和菓子屋さんが、コロナ禍と物価高騰などで、ついに閉店を決めたという記事を読みました。

 

ずっと昔に、祖父が始めたお店を、孫の代で閉めると決めることは、

どれほどの痛みを伴うものなのでしょうか。

 

いわゆるサラリーマンの数が、日本では多数を占めているけれど、

私が生まれ育った町は、サラリーマンよりも、家業を持っている家庭が多いような、

子供の頃は、町中に小さなお店があったり、友達がみんなどこかのお店か会社の子供みたいな、そんな町でした。

 

遅くまでお店で仕事をして、一生懸命、常に全力で戦う親たちの背中を見て育ちました。

 

今は、勤め人のほうが多いし、仕事をしている姿を見ることはあまりないかもしれません。

 

親への反発から、家業を継がないと決め、大学進学し、普通に企業に就職したり、公務員になったり。でも親がもう経営できない、という年になって、悩んだ末に会社や役所をやめ、戻ってきた人も何人も知っています。

 

一見いいお話のようですが、親の家業を継続し、健全に操業し続けるというのは、

猛獣との闘いのようで、それに敗れると、すべてを失うこととなります。

 

親が亡くなり、会社の経営を引き継いだけれど、親の代とは時代も違い、かつ客層も、先代のお客様は次第に切れていき、自分と似たような年齢層の顧客となるため、コミュニケーションスキルや街に溶け込む人間力もいるし、なによりもプライベートがありません。

 

それでも、代々続いた家業を、自分の代で終わらせることと天秤にかけたときに、先祖代々の思いや、幼い頃の記憶もあって、葛藤するのだと思います。

 

いい会社に入っていたけれど、父親が亡くなり、会社を存続させるために辞めて帰ってきて、会社を継いだけれど、かつての仕事とは畑違い、かつ時代による業界淘汰の波が押し寄せ、結局続けられなくなった人もいて、

 

親や、代々の家といった、なんというか、感情とか、肉親の情というか、

生まれ育った場所やかつて育ててくれた社員の方たちを守るために、

それまでの自分を捨て、かつ存続できずすべて失うというのは

 

とてもしんどいし、辛いことで、はたから見たら、無謀にも思えるその行動に、

すごく共感でき、かつ葛藤が理解できる私がいます。

 

 

周りから見たらなんであんな苦労を・・と思うことでも、

本人の葛藤の末に、これでよかったんだ、と思える人生なら、

もしかするとそれは、本人からしたら納得のいく人生なのかもしれません。

 

私の生まれた故郷は、もしかしたらあと10年もしたら、どこかと合併して、名前もなくなるかもしれません。

そこにあったお店も、今は大手以外ほとんどありません。

目を閉じて思い出すと、子供の頃、お祭りのようだった商店街が浮かびます。

 

一人、一人また、お店の店主のかたが亡くなっていきます。

 

人も、生活も変わっていくから、いつまでも同じではいられない。

それを十分わかったうえで、

時々、昔あったあの場所を、あのお店を、懐かしく思い出したりします。

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

見送るのも見送られるのも

皆様は、環境の変化にお強いほうでしょうか?

 

私は、とても弱いです。

 

昔から、学年が変わるとか、クラス替えとか、

 

転勤とか><。

 

慣れるまでに少し時間がかかり、物凄く疲れる時期があったりしました。

 

仕事を辞める、とか、定年、とか、人生には変化がたくさんありますね。

 

仲良くしていた同期が、転勤でいなくなっちゃうのも、結婚などで辞めたりするのも、

助けてくださっていた上司が定年で会社を去られるのも、

 

結構きつかった。

 

でも、自分が転勤して、そこを去るのも、

 

仕事を変わるため辞めたりするのも、

 

何かを手放していくことも、物凄くきつかったです。

 

おいていかれるのも寂しくてほんと辛いし、

 

手放して置いていくのも辛い。

 

考え始めると、たくさんの感情があふれちゃうから、

 

やっぱり「今を生きる。せいいっぱい目の前の人生を」っていうのが

私にとっては一番の対策かな・・と思ったりします。

 

ずっとずっと前に、この世を去ってしまったおじいちゃんやおばあちゃんと、

もっと人生について話してみたらよかったな、とか。

おばあちゃんに、女性の先輩としていろいろ話を聞いてみたらよかったな、とか。

 

いい大人になってから、時々そんな風に思います。

 

スパっと割り切って生きていくのはなかなかに難しい。

年を重ねれば重ねるほど、ほんといらないほどいろんなことが見えてくるから、

見ないふりをして生きるスキルも必要になってくる気もしますね。

 

心を上向きにするなにかを、持っておくことも。

 

今日はガーナの板チョコを買いました^^

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

 

求められたがり

忙しい、忙しい。

そんなことをしょっちゅう言っている人がいました。

でも、そこの職場の誰もが、その人が暇なのを知っていました。

 

なぜなら、景気的に冷え込んで、ほぼほぼみんな暇だったので、

その人のところにまわす仕事なんてなかったからです。

 

その人は当時の私よりもかなり先輩だったけど、

なんだか滑稽に見えました。

ひどいことを言うようだけど、あんなふうになりたくない、と思いました。

 

でもそれは、その人がそうしている気持ちが、すごく分かるというか、そうしちゃうよね・・と共感する部分があったからです。

 

「必要とされたい」

「そこにいて価値がある人と思われたい」

 

これですね。

 

その気持ちが自分の中で抑えられないような状況になると、

忙しい=必要とされてて仕事を振られまくっている自分

というアピールをしてしまう、といった状態です。

 

冷静にはたからみると、すごく滑稽だけど、

組織の競争の中、ポジションが減って、自分のアピールできるものがない、となったときには、仕事の奪い合いのような、成果の奪い合いのようなことはよく起きがちだと思います。

 

そこで、自分の心とか、ストレスを抑えることが限界になると、

いろんな態度に出てしまったり、言わなくていいことを口走ってしまったり、

人は弱いので、そういうことが起きがちのような気がしています。

 

誰かに必要とされていたいのは、

おそらく誰もがそうでしょうから、みんなが平穏でいられる働き方ができれば、それが一番いいのでしょうけれど、

 

きっと優等生だった人ほど、まじめな人ほど、一生懸命頑張って、上を目指す、といった生き方をしてしまいがちで、

でも学生の頃のように、みんなが学年を上がるように上に平等に上がれるわけじゃないから、少しずつ差がついて、

人と比べて位が低いということを、落第かのように感じたり、

新人の頃は仲良くしていた同期が、上司となったり、

上に上がったのはいいけれど、それと引き換えに重圧を背負うことになったり、孤独になったり、

自分がどのあたりで心地よいと思うのか、どういった生き方をしたいと思っているのかをよくわからずに競争を続けると、

 

気が付いた時には、

「すごいと思われたい」「必要な人材と認められたい」「上に認められて出世したい」

「競争に勝ちたい」

となっていたりして、

たとえ暇だったとしても、

「暇だよねー」って言えなくなったりする。

 

暇です、って言ったら、仕事任されない人と思われそうで、

出世できない人と思われそうで、

窓際候補と思われそうで、

プライドがあれこれあれこれ邪魔して、忙しいです。って言ってしまう気持ちが、すごくわかる。

 

組織にいたころ、私はそんな人間に、少しなりかけていました。

 

でも、ある日、車の運転のできない母が、当時足を怪我していた父の代わりに知人の葬儀に参加したときのこと。

 

入口が複数あって、入ったときと同じところから出たと勘違いした母が、駅方面に向かおうとして間違った方向へ歩いていってしまい、道に迷ってしまったことがあったのです。

 

田舎でタクシーも通らないし、どこだかわからないし、意を決して近くのお宅の庭にいらっしゃった女性の方に、道に迷って・・駅はどこでしょうかと道を尋ねたところ、

 

その方がご親切にも家まで車で送ってくださったのです。

 

恐縮して、道を教えていただくだけで・・とか、じゃあすみませんがタクシーを呼んでもらえませんか?と言った母に、

 

「大丈夫、私、暇なんですよ^^」とおっしゃったそうです。

 

絶対そこまで暇じゃなかっただろうけど、気をつかわせないように、そう言ってくださったのだと思います。

 

相手に気を使わせないよう、少しご自分を落とした言い方をしてくださったその方の気遣いに、頭が下がりました。

 

暇になったら負け、とか思って競争していた自分は、

もしかしたらいろんなものを失っていたのかも・・と思いました。

 

まだまだ中身が大人になっていなかったと、当時自分を少し恥ずかしく思いました。

 

求められたがり、ではなく、必要にされた時に、さりげなく力を貸せる人に、

人に気を遣わせず、さりげなく人を助ける力のある人に、なりたいと思いました。

 

競争相手は、他人ではなく、昨日の自分、というのはほんとだな・・・と感じました。

母を助けてくださったその方に感謝するとともに、

自分の狭くなっていた視野が、すこし広がった気がしたのでした。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました^^

高いスキルとモラルと思いやり

全然周りにたいしたことと思われていなくて、

日常生活ではほんと誰もが毎日やっていることだけれど、

全然スポットライトが当たっていなくて、

でもこれ、結構人によってレベルが違うよね・・と感じることの一つに、

 

ゴミ捨てがあります。

 

正確には分別と捨て方、という意味でのゴミ捨てです。

 

買うのは簡単なのに、捨てることの大変なこと・・^^;

分別したり、きれいに洗ったり、袋にいれてキケン物の表示書いたり、

ゴミと資源を分けてそれぞれの決められた日に、決められた時間までに持って行ったり、そんな日々との格闘が始まったのは、家庭を持った日のことでした。

 

お互い一人暮らしをしていたころの不用品などや、家庭で出るゴミの捨て方がよくわからず、ゴミ捨てのマニュアルを、熟読し、これ、いつどうやって捨てればいいのかしら・・といったものの捨て方を模索しました。

 

通勤までにゴミの分別をし、出す、といったことを当日やるのは無理だとわかり、

日々分別と、前の日までに袋を作る、といった作業をすべきだな、と悟りました。

 

捨て方がわからないものや、環境に配慮していないかも・・といったものを買うのは控えよう、と思えました。

 

そして、芸人の方で、ゴミ収集のお仕事をされていた方の出された本を読み、

衝撃を受けました。

 

そう、当時余裕がなさ過ぎて、回収してくださるかたの安全とか、労力に、気付いていなかったのです。

 

ゴミ袋をぱんぱんにして出すと、収集車でつぶすときに袋が破裂し、清掃員がゴミを浴びたりすることがあります。と書かれていて、それはそうだな・・と思いました。

 

キケン物は危険と書いてないと、清掃員の方が回収するときけがをすることもある、とあり、ほんとそうだなと思いました。

 

みんな日々仕事で忙しく、清掃員の方も仕事としてやってくださってはいるけれど、

出す側のモラルとか、きちんとルールにのっとってきれいにゴミをだすスキルとか、回収してくださる方への思いやりとか、そういったもので、街の住みやすさとか治安とかがわかる、と書かれていて、すごく納得しました。

 

町内会などでゴミ当番などをやると、違反ゴミの多い地域と、そうでない地域があることに気づきます。そして私の住んでいるところでは、厚生委員が、いくつもある地区の違反ゴミを処理しなければなりません。

その委員を1年やったとき、思いました。

「なんでこんなものをここに出していいと思えるのかな・・」とか

「燃えるゴミの日に、燃えるゴミ袋のなかに、缶とかびんとか、回収できないゴミをいっぱいに詰め込んで出すのはいったいどういうつもりなのだろう」とか

「リサイクル対象のものを、粗大ごみの日に出しても回収してもらえないし、役員のひとがトラックかりてリサイクルのセンターまで運んでお金を町内費で払わなくてはならないのに、平気でそこに置いていく人はどういった考えで・・・?」とか

 

そんな風に思いました。

思いました・・・が、はたして自分がそういった役員を経験する前、家庭を持つ前、

ゴミの捨て方を知る前に、回収してくれるひとや、役員の人たちに思いをはせたことがあったかな・・と、そんな風にも思いました。

 

ゴミの捨て方、といったことを、あまり教えてもらうことはなく、処理する側の仕事に着目することも少なく、なによりも清掃員の方への感謝と思いやりが、自分にあっただろうか・・と違反ゴミを見ながら自問しました。

 

違反ゴミが多い地域は、捨て方がよくわからないから、忙しくて本当に余裕がないから、とりあえずここに置いとけば、誰かが何とかしてくれるだろう、そういった人が、結構多いのかもしれません。

 

本を出された芸人の方が、引っ越しを考える場合、まず住みたい街の候補地の、ゴミの回収場所を見る、と書かれていました。そこを見ると、その地域の自治体がうまく機能しているかどうかとか、そこの地区の住みやすさ、住民のレベルなどがわかると。

 

今となっては、本当にそれを実感します。

 

日のあたることのない、日々あることだけれどそれをあまり意識していない、けどとても大切なこと、そういったところに、結構高いスキルと、知識が必要で、

そういったところに、人間性がでるんだな、と思いました。

 

見えないことに、気をちゃんと配れる、そういった人になりたいなと思いました。

大人として、恥ずかしくない生き方をしたいと。

生き方もそうだし、いろんな問題に対してもそうだし、ゴミに関してもそう。

自分のことに、きちんと始末のつけられる人間になりたいと、日々奮闘しています。

 

きちんと生きるのは結構大変^^;日々それを実感しています。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました^^