面白いと思える本に出会うと、つい続きが気になって
寝不足になってしまうときがあります。
なので、長編の物語を読むときなどは、できるだけ休みの日の前の日にするとか、もしくは時間を決めて手に取るようにしているのですが・・・^^;
歴史ものなら、その時代に思いをはせ、架空の設定なら、その発想に驚きながら楽しみ、学び本ならこれからの人生に重ねて学び、そして読み終わって現実に戻り、目の前にあるできることをガサガサとこなしていく。
そんな本のある日々に、私は幸せを感じます^^
少し時間がとれるときに読んだ本を、今日はご紹介したいと思います。
「嶽神」 長谷川卓 講談社文庫
ある理由から山の者の集団から追放されて、集団に近づかず一人で生きなければならない一人渡りとなった多十は、戦国武将の武田氏の滅亡の瞬間に行き合わせ、まだ幼く死なせるのがしのびないと武田氏に頼まれ、嫡流の若千代をつれて逃げることに。
莫大な武田の御遺金も絡み、壮大な逃亡劇となるのですが・・。
上下巻構成ですが、そのあともシリーズ化されている物語です。
つらい過去、成長、未来への希望が入り交じり、先が気になり手が止まりませんでした。
1巻 少女の鏡
2巻 願いの桜
3巻 見守るもの
人に悪い影響を与えるとされる呪物を、その蔵に収め管理する家である「千蔵(ちのくら)家に跡継ぎとして養子に入った朱鷺を主人公にしたお話です。
民俗学とファンタジーが混じったような、少し怖く、不思議なお話です。
3巻構成ですが、最後の「見守るもの」で、すべてがまとまりいい終わり方だなと感じました。
「迷子石」 梶よう子 講談社文庫
舞台は江戸時代。優しく、血が嫌いで人と話すのが苦手な見習い医師の幸之助は、医師としてあまり活躍することなく長屋に引き籠り、小遣い稼ぎに、富山の薬売りが薬のおまけとして配っている「おまけ絵」を書く日々を送っていました。
そんな生活が、ある日一変します。父が幼馴染の藩士に斬られたとの知らせがはいり、藩の存亡を揺るがす深刻なお家騒動が起きているのを知るのです。
妻と子のために、生きて帰りたいと思うことが「臆病者」と言われてしまう時代。
涙なしでは読めませんが、「生きる」ことを考えさせられる物語です。
「あなたの会社その働き方は幸せですか」
今注目のお二人の、対談形式で書かれています。
働き方改革、少子化、経済の停滞という問題に切り込み、もっと自由に生きられる世の中になるためには、というお二人の対談がとても面白く、一気読みでした。
今回は5冊ご紹介しました。
次回からもまた手に取った本をご紹介していきたいと思います^^
お読みいただきありがとうございました^^