白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

何気ない会話をすること

私は、子供の頃や、大人になってからも今よりずっとずっと若い頃、

近所の人や、先輩や後輩、同級生、仕事の関係の人、いろいろないわゆるすごく仲がいいわけではないけど知り合いで時々話す他人と、

 

何気ない日常会話を交わすことが、とても苦手でした。

 

「いいお天気ですね^^」みたいなやつですね。

 

いつも余裕がなくて、自分のことでいっぱいいっぱいで、

きっとコスパで動いていて、自分のやらなくてはいけないことや、心の余裕のなさにしか、興味が持てなかったのだと、振り返って思うのです。

 

心が閉じてしまっていて、何もかもが、楽しく思えない時期がありました。

 

他人から見た自分と、本当の自分が乖離しすぎていて、

いろんなものを手にしていたけれど、全部捨てて逃げ出したいような、

消えたいような・・・そんな自分だったから、自分が生きることを楽しめていなかったから、きっと私が話すことも、面白くなかったでしょう。

 

今の私は、昔よりはだいぶ、何気ない日常会話や、一期一会のような会話を楽しめるようになりました。

晴れた日に、洗濯物を干せたり、近所の人と挨拶を交わしたり、

住むところがあること、贅沢しなければ暮らしていけること、健康であること、

いろんなことに、幸せを感じることができます。

 

ずっと頑張ってきたのだから、ここで手放してはいけない。

頑張り続けてきたのだから、ずっと頑張り続けなければいけない。

何かをやめたり、逃げたりすることは悪いこと。

 

そう思っていた時の私は、世の中で自分や他人に起きることは、「自己責任」だと思っていて、自分のことも、もしかすると他人のことも追い詰めていたかもしれません。

 

そういう時代だったのもあるけれど、今、働き方改革が進められ、若い人達が、自分の大切なものを考える時代になったことは、

私にはいいことのように思えています。

 

縁あって、人生において奇跡的に出会えた人たちと、1回切りかもしれないけれど、なんだか楽しかったな・・という時を過ごすのも、人生経験や、才能がいるのかも?と思ったりします。

 

日々一期一会の感覚で、目の前のことや、目の前の人を大切に、

さらっと風のような(笑)感覚で生きられたらいいなぁ・・・

 

そんなことを、春の日に思ったりしています。

 

 

お読みいただきありがとうございました^^