ゴミ問題や環境問題は、どの国でも言われていて、
日本においてはかなり前から問題視されていて、
今、だいぶリサイクルとかリユースとかリデュースとか言われ始めているけど、
そんなかっこいい横文字的な感じではなくて、実際ゴミの問題は、かなり深刻で。
最終的にどうするのがいいのかいつも模索してるけど、このままいくと最終処分場がなくなるのでは、と言われていたり、表からは見えていないことがたくさんあったりします。
ゴミ問題は、経済と密接に結びつき、そして弱いほうへ、低いほうへ水は流れ、
最終的な処分方法は、かなり原始的なものだったりします。
みんなゴミとかそんなものは見たくないから、きれいなとこだけ見ておきたいから、
そういう業者さんがちゃんとやってるんだろう、と思い、リサイクルにだしたから自分は環境にやさしいことをしている。と思っているのだと思います。
資本主義経済だと、経済を動かさなくてはならなくて、売り続け、作り続け、賃金をはらい続けないといけないから、とにかく商品売って、売った後のことなんて知ったこっちゃないよね、ってなってたところを、
今はSDGSなどに配慮しないと企業イメージがダウンしたり、優秀な学生を採用できなかったりするから、どっちにも配慮した会社にしないといけなくて、でも利益を出さなくてはならなくて、日本企業にとってはすごく難しい時代になっている気がしています。(環境などに配慮するのは普通のことだと私は思っていますが)
だけど、仕事つくらないといけないから、儲けないといけないから、なくてもいいものを大量に作って売り続ける、っていうの、もうやめたらいいのにな・・と思います。
そんな簡単なことじゃないかもだけど、環境にかなり影響を与えているのは確かで、
いつか、ずっと先かもしれないけど、地球がそれを受け入れる能力の限界に達することがあるかもしれない。ずっと積み重ねていったら、いつかは崩れてしまう。
けっこう前からこういった意見は見るけれど、いろんなしがらみが多すぎて、進めるのに何十年もかかるのですよね。
リサイクル、産業廃棄物処理、ゴミの回収、分別。 けっこう重要で、大変で、意義のある仕事だと思うのですけれど、
その仕事に携わっている人達は、いわゆるエリートではありません。
その人たちがいないと環境がぐちゃぐちゃになってしまうくらい大変なことになるのに、社会的地位は低いのです。そして、その現場の仕事の教育レベルはまた、ピンキリです。
これ、保育士さんとか看護師さんとか、介護士さんとか、ブルーカラーの工事士さんとか、いないと回らない人たちが低賃金重労働っていうのに似ています。
「絶対に誰かがやらなくてはならない現場」で仕事をしている人達の地位や賃金が低かったりするのは、それを絶対にやらない人たちが社会のかじ取りをしているから。
私にはそう思えます。
家庭と仕事の両立に悩んだこともない人が、会社のトップ層にいたり、
中年以上の男性だけで仕事をしてきた人たちが、それが普通だと思って采配をしたり、
ゴミを自分で分別したり捨てたりしていない人たちが、ゴミ問題を語る。
問題を、問題と認識できていないから、何が問題なのかも見えなくて、
「経済」や「立場」や既得権益を優先し、きっとそれらに比べたら、
今言われている問題なんて、「小さな」ことなのだと思います。
日常に携わっていると、自分のすてるゴミや、地域のゴミ集積所に集まるゴミの量に愕然とするし、プラスチックごみが大半を占めている現状はまずいと思えるし、
なによりも埋め立てするしかないようなものを作りだすのはやめるべきだと感じたりします。
次の世代の子供たちに、まともな環境を残したいし、何でも使い捨てにしてほしくないし、
介護を経験した人であれば、介護の施設が、お金によってピンキリであることを知っています。
介護保険はあるけれど、今まで頑張ってきた自分の祖父母や両親に、施設にたよって尊厳ある最後を迎えてほしいと思ったときに、任せられるきちんとした運営をしている施設に入ってほしいとか、ちゃんと教育された、その仕事に誇りをもってやっておられるちゃんと資格をお持ちの方に、お任せしたいとか、そう思うと、ある程度お金をかけなくてはなりません。
低賃金重労働社会的地位ない でも そこしか働くところがない、といった理由で働いておられる方が、介護の現場のきつさに耐えかねたりするのは普通だと思うし、そしてそこに身内を預けたいと思うのか・・
働く人の尊厳や、あるべき地位や教育をきちんと確保しないと、その業界自体がずっとブラックなままです。
一見経済活動と関係ないところに身を置くと、経済のみで考える世界は、やはり恐ろしいなと感じたりする時があります。
現場に、もっと人権や、教育の機会を与え、
正当な評価を下せる人が上で采配してほしいけど、
そういう人は、経済活動、社内政治に忙しくて、現場なんて見る暇ないのかも・・
お読みいただきありがとうございました^^