白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

花形、最先端、流行

以前会社員だったころ、最先端の○○部に所属の○○さんです、みたいな紹介をされたことがありました。

 

そして違う支店に配属になった頃、やりがいのある花形の○○担当にしてやろうと思うが・・・と上司に言われたことがありました。

 

これは決して自慢ではなく、

当時の最先端の○○部というのは、IT化を進めて人を減らすのを目的とした部署で、

そしてやりがいのある花形の担当というのは、てっとり早く手数料収入を得るため、とにかく何億も運用商品をとにかく売れと言われ会社が一番ノルマをかけている担当でした。一番、お客様のことを考えてはいけない部署、といったらいいでしょうか。

 

要は、会社での花形、というのは、「今はこれが一番稼げるから、会社の利益のために進めないといけない仕事」ということです。そこを割り切ってやり切れたら、少し評価をあげてやってもいいよ、といった人事評価も込みかもしれませんが、内容によっては、そこで思いっきり振り切れる人とそうでない人がいる気がします。でも振り切ってやり切れる人は、やはり上に上がっていたりしました。

 

流行り、というのは、その時の経済であったり、政治であったり、いろんなことに左右されたりしがちですが・・・

私は、今、これがトレンド、といったものは、なぜそれが流行っているのかを一歩引いたところから見るほうがいいのでは・・と、そのように考える癖がついてしまっています。

 

結局、物凄く大きな経済や国際関係的な流れができていて、それに乗っかりながら生き残らねばならない会社という組織は、きれいごとでは生き延びられないのかもしれません。

優先順位が、会社の存続、利益、となると、それに向かって考え出した仕事を、歯車である社員にやらせる、といったことは普通のことで、

仕事が辛くなってしまう理由の一つに、会社のため以外に、誰の役にたつのか、といったことがわからなくなることもあるように感じます。

 

今が旬の職業も、旬である理由があるように思います。

モノが飽和になって、モノ以外の部分で稼ぎ出す方向に、

環境問題が厳しく言われ出して、それを意識した商品が多いですが、中にはそれをステイタスと考える層を取り込むための商品もあるかもしれません。

 

一つの方向からだけ見るのではなく、つまりどういうことなのかな、と俯瞰で見ると、いろんなことが見えてくるかもしれません。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました^^