秋が深まってくると、静かに心にしみる物語を読みたくなるときがあります。
今回はそんなときにおすすめだと思う本をご紹介したいと思います。
「狐笛のかなた」 上橋 菜穂子 新潮文庫
亡き母から、人の心が聞こえる「聞き耳」の力を受け継いだ12歳の小夜は、ある日、犬に追われている子狐を助けるが、その子狐はこの世と神の世の「あわい」に住む霊狐だった。
ファンタジーの要素がある物語ですが、とても日本的な情景を感じ、とてもきれいで、心が震えます。
大人から子供まで幅広い世代におすすめの物語です。