少し肌寒くなってきましたね。
今回は、読んでいてほっこり暖かい気持ちになり、かつ手軽に読める物語をご紹介したいと思います^^
「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」 江本 マシメサ 宝島社
一年の半分近くが冬となる極寒の地を治める伯爵リツハルドは、そのあまりに住みにくい環境のため何度も婚約者に婚約破棄をされていたのですが、夜会で出会った軍人の女性ジークリンデにひとめぼれし、思わず勢いで言ってしまいます。
「自分と結婚してください」と。
1年間一緒に住んでみて、さしつかえなかったら正式に結婚しようというジークリンデの言葉に従い、オーロラの見える極寒の領地で、ほぼ自給自足の狩猟民族のリツハルドはお試し婚を始めますが・・
狩りをし、保存食を作り、生き物のすべてを無駄にせず使い切り、木を彫り工芸品を作り魚を釣る。厳しい自然の中で生きていく、温かい二人のお話です。