久々に、読んだ本のご紹介を^^;
最近、本は少しずつ読んでいたのですが、個人的にではあるけれど、
「面白かったです」と人様にお知らせするレベルで面白かった本に出会えず・・
少し読書ブログから遠ざかっておりました。
久々に、続きが気になって寝不足、というのを経験し、大変うれしい私です^^
この作者の方の作品は何を読んでも面白いなぁ。
今回ご紹介するのはこちら(=゚ω゚)ノ
「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」 あさのあつこ
こちらは3連作で、一気読みでした。
天羽藩上士 伊吹家嫡男の、伊吹藤士郎が主人公の時代小説です。
尊敬していた偉大な父が、突然商人との癒着の疑いをかけられ、藩から切腹の命が下ります。密かに息子を呼び寄せ、介錯を頼む父。そして託された一振りの刀。
父の家族へ見せていた人柄から、濡れ衣を着せられたと信じ、疑いを晴らすべく動く藤士郎。
だがなぜ父は抵抗せず罪を受け入れたのか。
なぜ、切腹を待つ山の牢屋敷に藤士郎が入れたのか。
刀の鞘の間に隠されていた書付はなんなのか。
そして父の真実の姿とは・・・
何も知らない、純粋な若者だった主人公が、自分たちの無知を悟り、
すべきことを悟り、そして受け入れていく。
強く、明るくあろうとする人達の、本当の弱さと強さを知っていく。
とてもすがすがしく、また切ない物語でした。
おすすめです(=゚ω゚)ノ
面白いと思える本に出会えると幸せな私です^^
お読みいただきありがとうございました^^