白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

おとなになったら・・・いつからおとな?

今週のお題「おとなになったら」

 

子供の頃は、おとなになったらこんな感じだろうと妄想していたことはたくさんあるけど、実際おとなになってみたらそんなんじゃなかった。

 

妄想していたような大人になりたかったけど、

精神的に大人になるのが遅かった。

 

体は勝手に大きくなって、おとなになっていくけど、

心は、育てないと大きくならない。

 

こどもから見上げた大人は、すごく大きかったけど、

今思うと、そんなに大きくもなく、自分と同じ等身大の人だった。

 

大人だから、少々甘えたことを言っても、少々反抗したことをしても、許してくれるものだと思っていた。

でも、自分が大人になったら、大人でもされて嫌なものは嫌だと知った。

 

子どもの頃は、恋愛とかファッションとか芸能人が誰が好きとか、

そういったものはこどもと若いうちの特権だと思い込んでいた。

 

でも、年をとってもファッションは好きだし、いいなと思える芸能人はいるし、

恋愛だってする。

 

つまり、おとなとこどもの違いは、

現在置かれたところで、求められていることをしたり、役割を演じたり、

そういうことをするために自分を律することができるか否か

与えられるのを待つだけではなく、それを求めるだけではなく、

与える側に回れるかどうか、

個人的にそんな気がしています。

 

だから、体がおとなでも、こどもみたいな人もいるし、

体がこどもでも、おとなのように気遣いのできる子もいる。

 

大人になったら○○したい。って言ってるうちは、まだこどもで、

いろんなことをよくする側に回りたいから、こういう大人になりたい、こういう力をつけたい、と思ったら大人の始まりなんじゃないかな・・と思ったりします。

 

私は、大人になるのに少し時間がかかったように思います。

きっと、まじめに頑張ってるつもりで、いろんな人に迷惑をかけた。

 

そして、こういうことは連鎖する。

個人的にそう思っています。

 

体はおとなでも、心が育っていない親に育てられると、

その子供もおとなになるのが遅れる。

 

なぜならば、

相手がおとなだったら、子どもは安心して子供らしく過ごせるから。

子供時代を子供らしく過ごして、ちゃんと成長する。心が。

 

でも、子どもらしく甘えられなかった子供は、

それを満たせる場所を探してしまう。

いつまでも。それが満たされるまで。

 

自分のためだけじゃなくて、人のために時間や労力を使い、

それができる自分は幸せだと、そう感じる頃に、

人は大人になるのだと私は感じています。

 

何かのために、誰かのためにがんばりたい

そう思えることは、

きっと誰かに愛されていたということだと、私には思えるのです。

 

 

お読みいただきありがとうございました^^