白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

競争しなくなったら余りだしたお話

いつも何かたりない、もっと何かあるのでは、

買うべきものがあるんじゃないか、もっと上を目指さないと、と焦っていた頃、

 

いくらお金があっても、いくら働いても、いくら勉強しても、

人生が見えなくて、溺れそうになっていました。

 

私は、子供の頃から競争が苦手です。

100M走とか、勉強の順位、とか、そういった競争は、一目瞭然なので嫌いではないのですが、

たとえば出られる人数の決まっているスポーツでのレギュラー争いや

仕事以外に誰に気に入られるとか根回しとか接待とか、そういうものも関係している出世競争とか、

人生においてどっちが勝ち組とか負け組とか

そういう競争が苦手です。

 

自分が負けた、と思ったら、なんだかモヤモヤするし、

たまたま勝ったら、いろんな感情の嵐を浴びて疲弊したり。

 

みんなが勝たなきゃ、人よりも上に立たなきゃ、って思ってたら、

その競争はすごいことになって、ポジションは全く足りなくて、

いつも心は満たされなくて、

いつもしんどい。

 

なんか、もうそこそこ生きていけるくらい頑張ったから、

もうこの辺で十分だなって思って生き始めたら、

足りないと思っていたお金はあまり始め、

何も持っていないと思っていたのに、もう十分持ってると思い始め、

誰かが輝くために、誰かの幸せのために頑張りたいと思い始めた。

 

「奪い合えば足らぬ。分け合えば余る みつを」

これって本当だな(笑) って最近思うようになりました。

みつをさん、深いですね・・・。

 

 

奪い合う世の中では、きっとずっとどこかで誰かが戦っていて

その競争は、発展や、成長に必要なときもあるけど、

それを手放すタイミングも、人生にはきっとある。

 

手放す、ということは、引退、とか隠居、とかいったことではなく

競争相手が、昨日の自分になるだけ。

 

自分が、日々どういった成長をして、

最後までどうやって走るのか、どんな人間を目指していくのか、

そういった競争に移るだけ。

 

そんな風に、今の私は思っています。

 

戦うべき時と、そうでないとき、競うべきものとそうでないもの

そこを見誤ると、

人生はずっと誰かとの比較競争になる。

 

過去の自分への教訓です。

 

 

頑張ること、努力すること、働くことは好きなので、

自分も周りも輝くように、半径20メートルくらいの人たちを、幸せにできるよう、

広く世界をみて、小さく頑張りたい。

 

最近の、小さな目標です^^

 

 

お読みいただきありがとうございました^^