白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

大切なのは誰

いわゆる日本人の働き方はなんだか、

目の前の家族が助けを求めているのに、

それをほっておいて世界を救いに行くスーパーマン、みたいな感じに見えるときがあります。

 

何のために働くのか、それは生きるのに糧が必要だから。っていうのが、

たしかな理由ではあるけれど、生きがいとか、居場所とか、自分が生きていてもいい場所、必要とされる場所を求めている部分もあるのかもしれないな・・と思います。

 

だから、

定年退職した方の中には、あっという間に老け込んでしまう人もいたりする。

また現役世代の中でも、必要とされる場所の奪い合いが起きたりする。

 

仕事の中にアイデンティティを求めていたなら、

それがなくなることは、

恐怖にも近い感情に陥る人もいるだろうな・・と思います。

 

でも、たぶん、社会で働くうえで、一番犠牲にしてもいい、もしくは犠牲にしても許される、と思われているのは、まだまだ「家庭」かもしれません。

 

当然、家族なら理解してくれるだろう、とか、

自分だけが家庭を優先できないから仕方ない、とか。

 

私も、振り返って、

「あの時」、大切にすべきだったものを思い出して、時々苦しくなったりします。

「あの時」大切にできなくて、失ってしまったもの、人は、もう取り戻せないから、

年齢を重ねた今は、大切にすべきものを間違えないようにしよう、と思っています。

 

大切にすべき時間は、あっという間に過ぎて、

気が付いたら、取り戻せないことも、世の中にはたくさんあるように思います。

 

今、大切にすべきなのは、誰ですか。

今、大切にしたい価値観はなんでしょうか。

 

 

大切にすべきものは、意外とすぐ近くにあって、

それは決して当たり前に存在しているものではないのだと、

日々自分に言い聞かせて、大切にすべきものを大切に生きようと思っています。

 

お読みいただきありがとうございました^^