あの時、こう言って欲しかった。
あの時、こんな言葉をかけて欲しかった。
小さなころ、褒めてもらいたかった。
頑張りを、見ていて欲しかった。
あの人に、大切にしてほしかった。
そういう思いを胸に、頑張って大人になり、社会で頑張って生きています。
でも、もう、人にこうしてほしい、という思いは、なくなりました。
あの頃、かけて欲しかった言葉は、自分でかけたらいい。
あの頃、やりたかったことは、今、自力でやればいい。
人の頑張りを、見ていてあげたらいい。
自分のことは、自分で大切にしたらいい。
そして、誰かのこういう思いを、受け止められる人になれたらいいな。
どんなに近い人でも、いつかお別れがくる。
大切な叔父が、今日亡くなりました。
どんな人でも、永遠には生きられない。
縁あって、一時人生の時間を一緒に過ごす人たちと、
傷つけあったり、競い合ったり、
人間はそういうことをよくするけれど、
そういったこともいつかは思い出になり、いつか終わる。
今、目の前にいる人とは、あと数年で、会うこともなくなるかもしれません。
職場の人間関係は、退職すれば終わる。
家族であっても、永遠に一緒にはいられない。
両親も、何事もなければ順番で自分よりも先に逝ってしまう。
そういうことを、若い頃は、考えることもなく、未来にあふれ、
悩みも多くあったりしますね。
いつか終わる人生や、関係を、大切にしながら進むこと
生きるというのは、そういうことなのかな・・と思ったりします。
「メメント・モリ」という言葉があります。
ラテン語の言葉で、「死を忘れるな」「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味です。
死を意識することで、今を大切に生きられる、といった教訓のような言葉です。
今を大切に。
そばにいてくれる人たちを大切に。
自分を、大切に。
そうすることで、前を向いて、生きていけるような気がしています。
お読みいただきありがとうございました^^