目の前にいるその人が、たとえば上司だったり部下だったり、同僚だったり、友人だったり。
自分との関係性においてはそうだけど、
その上司だったり部下だったり同僚だったり友人だったりする人は、
誰かのとても大切な人だったりする。
例えば子供たちでも、1クラスに30人いたとしたら、
その30人の中でポジションとか人気ランキングとかカーストとか、
そういうのがあったりしたとしても、
その子の親にとってはその子が一番だったりする。大切という意味で。
一番が30人いるのですよね。
逆に、どんなに自分はダメな奴だーとか思ってても、
子供にとっては自分の親が一番で、大好きだったりする。
でも、いろんなことにもまれて生きていくうちに、いつの間にか、あいつよりも自分のほうが上だとか、優先されるべきとか、勝ち組だとか?
そこから、不幸が生まれたりする。
勝つために、自分を見失ったりする。
そうしてまで勝ったはずなのに、なんだか幸せを感じない。
自分自身も、きっと誰かの大切な人なのだから、
まず自分を大切にすることから始めてみたらいいのかも。
若い頃の私は、「頑張っている私」「頑張らなくてはならない私」
そういうものを維持するために、今思うと自分を苛め抜いていて、それを頑張りだと思い込んでいるところがありました。
自分を大切にしていなかったから、他の誰かに大切にされたくて、好かれたくて、認められたくて、ますます自分を押し殺すようなことをしていました。
自分を大切にする、ということは、けっして自分の思い通りにわがままを通す、といった意味ではなく、自分の心や、体を、人生を大切にできるのは、守れるのは、最終的には自分だけ、といった意味です。
自分を大切にできていないと、人を大切にする、といった意味すら、もしかすると理解できていなくて、
空回りして、苦しくなったり。
きっとこれからの人生も、いいことばかりでは決してないと思うけれど、
まるで暗闇を全力疾走していたような若い頃の自分に、何か言えるとしたら、
「自分をもっと大切にして」
「自分の気持ちに正直に生きて」
そう、言いたいです。
誰かの期待に答え、誰かに認められ、みんなに好かれたい。すごいと思われたい。
きっとそれは、自分の人生の目標ではなかった。
あなたは、きっと誰かの大切な人。
そしてそれは、きっと私も。
そういう生き方を、していきたいと思っています。
お読みいただきありがとうございました^^