白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

得る幸せ 失う不安

何かを手に入れる幸せと、

それを失うかもしれない恐怖は、同義。

時々、そんな風に思ったりします。

 

大切な大切な人ができると、別れがあるかもしれないし、

最後まで一緒にいたとしても、同時には死ねないし、

大切であればあるほど、いつか来るであろう別れが、とても恐ろしい。

 

頑張って手に入れた地位を、いつか手放すときが来るかもしれない。

得る幸せと、手放す苦しさは、時系列的には同じではないけれど、

セットで売り出されているような、そんな気がしています。

 

そんな風に思うと、なんだかむなしい気もするけれど、取り方によっては、

いいことも、悪いことも、永遠なんてないのだと思います。

だから、幸せなときは全力でその幸せを味わって、辛い時には、永遠につらいわけじゃないから、耐えるときなのかな、くらいに思うのがいいのかもしれません。

 

永遠じゃないからこそ、その時々の幸せはとても輝いていて、

いつか終わるからこそ、苦しいだけじゃない。

 

ふと、そんな風に思ったりするのです。

 

何もかも手に入れた(ように見える)皇帝が、不老不死の薬を探す、といったお話があったりしますが、権力の頂点を極めたとしても、

それをいつか失い、衰えてこの世を去る、という恐怖に同時におびえているということですね。

 

だけど、いつか終わるからこそ、その短い人生の中で頑張って手に入れた幸せは尊い

いつか別れがくるからこそ、今そばにいてくれる人との時間がとても大切で、

人生が短いからこそ、優先順位をつけて、自分なりの幸せをつかもうと頑張るのだと思えます。

 

失うのがとても怖い、ということは、きっと今、とても幸せなのだと思います。

 

永遠がないからこそ、せいいっぱい生きて、自分にとって大切なものを、精一杯大事にして生きられるのかもしれません。

 

皆様の大切なものは何ですか?

 

自分にとっての大切なものや人を、精一杯大切にしながら、

このように生きたい、という人生を送りたい。

 

私の、今のささやかな目標です^^

 

 

お読みいただきありがとうございました^^