何かを手に入れる幸せと、
それを失うかもしれない恐怖は、同義。
時々、そんな風に思ったりします。
大切な大切な人ができると、別れがあるかもしれないし、
最後まで一緒にいたとしても、同時には死ねないし、
大切であればあるほど、いつか来るであろう別れが、とても恐ろしい。
頑張って手に入れた地位を、いつか手放すときが来るかもしれない。
得る幸せと、手放す苦しさは、時系列的には同じではないけれど、
セットで売り出されているような、そんな気がしています。
そんな風に思うと、なんだかむなしい気もするけれど、取り方によっては、
いいことも、悪いことも、永遠なんてないのだと思います。
だから、幸せなときは全力でその幸せを味わって、辛い時には、永遠につらいわけじゃないから、耐えるときなのかな、くらいに思うのがいいのかもしれません。
永遠じゃないからこそ、その時々の幸せはとても輝いていて、
いつか終わるからこそ、苦しいだけじゃない。
ふと、そんな風に思ったりするのです。
何もかも手に入れた(ように見える)皇帝が、不老不死の薬を探す、といったお話があったりしますが、権力の頂点を極めたとしても、
それをいつか失い、衰えてこの世を去る、という恐怖に同時におびえているということですね。
だけど、いつか終わるからこそ、その短い人生の中で頑張って手に入れた幸せは尊い。
いつか別れがくるからこそ、今そばにいてくれる人との時間がとても大切で、
人生が短いからこそ、優先順位をつけて、自分なりの幸せをつかもうと頑張るのだと思えます。
失うのがとても怖い、ということは、きっと今、とても幸せなのだと思います。
永遠がないからこそ、せいいっぱい生きて、自分にとって大切なものを、精一杯大事にして生きられるのかもしれません。
皆様の大切なものは何ですか?
自分にとっての大切なものや人を、精一杯大切にしながら、
このように生きたい、という人生を送りたい。
私の、今のささやかな目標です^^
お読みいただきありがとうございました^^