白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

始めて本気で泣いたのは

社会に出てから・・・いえ、学校に通っていたころからかもしれません。

長い長い時間をかけて、自分の感情が少しずつ消えて行って、

人前で自分の感情を出すということが、自分にとって自然なことでなくなり、

悲しくても、辛くても、周りに合わせて笑えるようになっていきました。

 

周りに受け入れられることこそが、生きる上でとても大切で、

自分の思いなどは、優先すべきではないことで、周りに認められていれば、

それでいいのだと、自分に言い聞かせ、無意識に自分ではなく、世間受けのいい選択肢

を選んでいました。

 

そうすることが、大人として、社会人として生きることなのだと、

苦しくてもみんなそうしてるのだから、子供みたいに自分の感情を出してはいけないのだと、ずっとずっと頑張っていたけれど、

 

 

ある日、感情があふれて止まらなくなった日がありました。

それは、辛い目にあったとか、いじめられたとかではなく、

やさしくされた日のことでした。

 

優しさは、心の奥に突き刺さり、殻を割って、心がむき出しになってしまい、思わず泣いてしまいました。

 

「なんでそんなに思い詰めてるの?」と聞かれた時答えられませんでした。

思い詰めてるなんて思っていなかったから。

ただ皆と同じように、普通に頑張ってると思っていたから。

 

北風と太陽の話を、ちょっと思い出しました。

 

そして今は、人にやさしくできる人は、育ちのよさとかもあるけれど、

その本人が、表には出していない苦労や努力をずっとされてきて、それを乗り越えてきているからだとわかるようになりました。

 

人にやさしくできる人になりたいなぁといつも思います。

 

優しい人の強さを、自分がつらいときに気づかされ、そうなりたいと頑張ってはいるものの・・・

 

まだまだ、修行の日々です^^;

 

 

お読みいただきありがとうございました^^