白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

せめてやさしい物語を

皆様は、ミステリー小説はお好きですか?

 

私は、大学生くらいのころから20代くらいにかけて、よくミステリー小説やサスペンス小説を、図書館で大人借り(?)して読んでいました^^

 

子供の頃に父親と一緒にテレビをみて好きになった「刑事コロンボ」や、「名探偵ポアロ」「ミス マープル」のシリーズもたくさん読みました。シャーロックホームズも好きでした。

 

日本の作家だと、西村京太郎とか、山村美沙とか、赤川次郎などもよく読みました^^

 

先に読者や視聴者に、犯人を教えてからスタートのものと、最後まで犯人がわからないものとあったりしますが、どちらも、主人公に犯人が近づいているのに><とか、犯人はあの人じゃないかな・・とか思いながら楽しむことができました。

 

でも最近は、ミステリーやサスペンスをあまり読まなくなりました。

読むとしても、時代設定が違うとか、ファンタジーの要素があるとか、少し現実離れしているものを選んだりするようになりました。時代劇が好きなのも、きっとそのせいもあるなと思うのですが・・。

 

なぜかというと、

人生経験が増えていくたびに、あぁ、サスペンスやミステリーって、娯楽ではなく、人情劇なんだな・・と感じるようになったから。

 

人生を語れるほど長くは生きていないけれど、人の人生って、ほんと一寸先は闇、で、

ほんの少しの何かのかけ違いで、いいようにも悪いようにも転んでいったり、

苦しいときに出会えたほんの一人の人に救われたり、

誰もわかってくれない孤独感の中で、選択を間違えたり、

見た目は何の変哲もない日常のなかに、いろいろな感情が入り交じっていることが、実感としてわかるようになったからです。

 

娯楽の物語として読むのには、きついな・・と感じることが多くなりました。

サスペンスやミステリーが悪いのではなく、実際の社会と重ねてみてしまうような年齢になったということでしょうね^^;

 

 

生きていると、いいことも悪いこともあるけれど、

 

息抜きに物語を読むのなら、

この世にない国のお話だったり、

江戸時代が舞台のお話だったり、

少し不思議な設定だったり、

学びがあったり、優しさがあったり、

そして少し希望の持てるお話がいいなぁ・・と感じたりするようになりました。

 

けっこう残酷なことも、理不尽なことも、あったりする世の中で、

せめてやさしい物語を探したい。

 

なんとなく、そう思うことが増えてきたこの頃です^^

 

 

お読みいただきありがとうございました^^