今まで生きてきた人生で、うまくいかなかった・・甘かったな・・と感じていることがありますか?
過去にはどんなに望んでも戻れないけれど、できることならあの時に戻ってやり直したいと、もう一度同じことができるなら、今度こそうまくできると、そう思ってしまうことがあったりしますか?
私はあります。しかもいくつも・・^^;
心の中に残った苦い感情は、ふとした瞬間によみがえってきて、自責の念に駆られたり、だからこそ頑張らなければという気持ちになったり・・・
今日ご紹介するのは、そんな自責の念に駆られている二人が主人公のお話です。
薄くてとても読みやすい本ですが、内容が盛りだくさんで一気に読めます^^
「最後の晩ごはん」 椹野道流 角川文庫
兵庫県芦屋市にある夜から朝までの営業時間の食堂「ばんめし屋」が舞台です。
駆け出しの俳優をしていた海里は、捏造スキャンダルにより活動停止に追い込まれてしまいます。
すべてを失い郷里に戻った海里は、夜から朝までの営業の定食屋「ばんめし屋」の夏神にひろわれて・・・。
定食屋のごはんがとてもおいしそうでお腹がすきます^^
時々とても泣けるので、電車の中などで読むときは注意です^^;