もしかすると私は、おいしい食べ物がでてくるお話が結構好きなのかもしれません。気が付くと、料理だったり、お弁当だったり、お菓子だったりが出てくる本を手に取っている時があったりします。食いしん坊だなぁ・・^^;
食欲の秋でもありますし^^
今回はおいしいお弁当の出てくる本をご紹介したいと思います。
「弁当屋さんのおもてなし」 喜多 みどり 角川文庫
舞台は北海道札幌市。主人公の千春は、恋人に二股をかけられ傷ついたまま、会社の転勤辞令で札幌に越してきます。仕事帰りに、路地裏でおいしそうなお弁当屋さん「くま弁」を見つけ・・・。
メニューはあるものの、その人の心に寄り添った、ある意味「魔法のお弁当」の作り手であるユウと出会った千春はいつしか凍り付いた心が解けていくのを感じます。
いろいろなお客が来て、それぞれのドラマがあり、それに「くま弁」のお弁当が本当においしそうで、心あたたまるお話です。
大切な人においしいものを食べてもらいたいと、ふと思ったりする物語です。