白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

ライトなホラー

「リング」とか「犬鳴村」みたいな本格的なホラーは、個人的には怖すぎて後をひくから無理だけど、ちょっとした怖さがある物語を読みたくなるときがあります。

 

ずっと守りたい人がいて、霊になっても守り続けている人。愛する飼い主との約束を守り続けて、死んだことにも気づかずずっと誰もいなくなった家で待ち続けた犬。もちろん恨みつらみ系もあるけれど、中にはとても泣ける話もあり、涙活にも少し役立つかも?という本をご紹介したいと思います。

 

「丸の内で就職したら幽霊物件担当でした」竹村 優希 角川文庫

 

主人公である就活生の澪は、丸の内にある巨大企業「吉原不動産」に就職できた!と喜んでいたが、配属されたのは事故物件で買い手や借り手がつかない物件の調査を行い、問題があればそれを解決に導く第六物件管理部。霊が見えやすい体質を評価されての採用だった。元気がとりえの新入社員の、ホラーあり笑いあり涙ありのお仕事物語です。