白うさぎの読書ブログ

読書好きが個人的に面白いと思った本や学び、社会への疑問などについてのんびりと書いている雑記帳です

読まなければよかった・・・

フィクションなのですが、現実にありそうな・・・。

物語だよね?と思いながらでも本当だったら・・><

というリアルな意味でものすごく怖いお話を読んでしまいました。

 

そのお話はいわゆる地震パンデミックものです。最近地震が多いし、南海トラフとかいろいろ言われているので、読んでみようかな、という軽い気持ちで手にしたのですが・・・(´;ω;`)

 

「GEQ 大地震」 柴田 哲孝 角川文庫

 

実際に起きた、阪神淡路大震災の裏に潜む陰謀を描いた作品です。歴史的な本当に痛ましい地震の裏で、得をしたのは誰か。地震により甚大な経済損失を被った後、その何倍もの経済的発展をするところまでが人工的に仕組まれたものだったとしたら・・。震源が二つ観測されたことの真実は・・。

 

目の前に起こっていることのすべてが、信じられなくなりそうな^^;

 

いつもはおすすめの本をご紹介していますが、今回は、怖すぎた;;というご報告とさせていただきます。実在の地震や、実在の地名、団体名などが使用されており、苦手な方もおられるかと思うので・・。

 

陰謀ものフィクションとして楽しめる作品です。

食べ物のお話

もしかすると私は、おいしい食べ物がでてくるお話が結構好きなのかもしれません。気が付くと、料理だったり、お弁当だったり、お菓子だったりが出てくる本を手に取っている時があったりします。食いしん坊だなぁ・・^^;

食欲の秋でもありますし^^

今回はおいしいお弁当の出てくる本をご紹介したいと思います。

 

弁当屋さんのおもてなし」 喜多 みどり 角川文庫

 

舞台は北海道札幌市。主人公の千春は、恋人に二股をかけられ傷ついたまま、会社の転勤辞令で札幌に越してきます。仕事帰りに、路地裏でおいしそうなお弁当屋さん「くま弁」を見つけ・・・。

メニューはあるものの、その人の心に寄り添った、ある意味「魔法のお弁当」の作り手であるユウと出会った千春はいつしか凍り付いた心が解けていくのを感じます。

いろいろなお客が来て、それぞれのドラマがあり、それに「くま弁」のお弁当が本当においしそうで、心あたたまるお話です。

大切な人においしいものを食べてもらいたいと、ふと思ったりする物語です。

興味とルール

スポーツ観戦が好きです^^(テレビでのですが^^;)

特に好きなのが、サッカーやバスケット、ラグビーなど、チームプレーで動き回る系のスポーツです。ただ見ているだけでも楽しめるのですが、やはりルールを知り、動きの型を知り、どのような作戦で展開しているのかなどを意識して観ると、100倍くらい楽しめる気がします。

 

前回歴史系のコミックをご紹介しましたが、今回はスポーツ系のコミックで、大人でも楽しめ、学びもあるものをご紹介したいと思います。

 

 アオアシ」 小林 有吾 小学館

 

主人公青井葦人は愛媛出身のサッカー大好きな少年。セレクションに合格し、「東京シティエスペリオン」というプロサッカーチームのユース生となります。

ユースには、スカウト組やジュニアコースからの昇格生、葦人のようなセレクション生など様々な経歴の選手たちがいて、嫉妬したり見下したり助け合ったりしながらともに成長していきます。

 

サッカーについての知識やポジションごとの役割、そしてチームでの連携のすごさを体感でき、サッカーを観るのが何倍も楽しくなる内容です。子供から大人まで男性女性を問わず楽しめます^^

今週のお題「読書の秋」ということで

今週のお題「読書の秋」

お題が私のブログと重なる部分があったので思い切って応募してみました^^

 

「読書」というとなんだか少しお堅い感じもするけれど、面白い本を見つけたときはテンションがあがったり、面白かったなぁ楽しかったなぁと一瞬幸せな気持ちになるので、私にとってはかなり娯楽や息抜きの要素が強いです。面白かったと思えた本を、少しでもほかの人と共有できたら・・と思い、ひっそりと本の紹介ブログを書き始めました。ご紹介した本の中で、少しでも面白かったと思っていただけるものがあれば嬉しいです^^

 

さて、今までは小説を中心にご紹介していましたが、今回はコミックです^^

私は学生の頃、教科書での歴史は全く覚えられず・・・社会科の勉強で苦労した覚えがあるのですが^^;漫画で読むとなんだかすっと頭に入ってきたりして、覚えやすかった記憶があります。歴史のマンガって、面白いですよね^^

 

大人になってから、知り合いにすすめられて試し読みし、はまってしまったコミックを今日はご紹介したいと思います。

 

チェーザレ」破壊の創造者 

   惣領 冬美 講談社(モーニングKCDX)

 

実在の人物であるスペイン貴族「チェーザレ・ボルジア」の青年期(大学時代から社会人初期)あたりを描いています。世界的にも定評のあるサチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝のイタリア語原書を翻訳、精査し、美しい描写をそえて読みやすく物語が描かれています。

メディチ、レオナルド・ダヴィンチ、クリストファー・コロンブスマキャヴェッリなど聞いたことのある有名なかつての偉人たちもこの時代に出てきており、とても読み応えがあります。この時代の政治観、宗教観、国の価値観の違い、そしてなによりも水面下の政治的戦いがとても面白く、大人におすすめです。

大人になってから

同じ本を読んでも、大人になってからと、若い学生の頃に読むのとでは違う感じ方をしたりしますよね。

親に対する気持ちなども、親が若くて元気なときと、年をとってからだと、いろいろ変わってくるものがあったりします。

 

今回ご紹介するのは、児童文学などを書かれている作家さんの本なのですが、大人になってから読むと、その登場人物のやさしさと、抱える葛藤にまた違う感じで心を打たれる物語です。

もちろん小中高校生にもさくっと読める温かいお話です。

 

「車夫」 いとうみく 文春文庫 

主人公の走は17歳。父親の会社が倒産し失踪、家をでて母と暮らすも、母は強くなく、しばらくして走をおいて失踪してしまいます。鍋いっぱいのシチューを残して・・。

一人残され、生活にも困り、学費を払えなくなった走は、退学を決めます。

そんなときに所属していた陸上部のOBに誘われて「車夫」として働き始めるのですが・・・。

走の強さ、葛藤とともにその周りに生きる車夫たちやお客、所属していた陸上部顧問の先生のいろいろな思いに、心あたたまり、時には涙する気持ちのいい物語です。

 

下町に惹かれて

下町っぽい街並みや商店街が残っている場所に行くと、なんだかほっとします。

近くに商店街のあるところで育ったからかもしれませんが、そういう街を歩くと、なんだか懐かしく、温かい気持ちになります。

今回ご紹介するのは、そんな商店街にあるお店のお話です。

そこで繰り広げられる人間模様がとても愛しく、温かく胸にしみます^^

 

「BAR追分」伊吹有喜 ハルキ文庫

 

「ねこみち横丁」にあるBAR追分は、昼は「バール追分」となり定食やコーヒーを出し、夜は「バー追分」としてカクテルなどお酒が飲める場所となるお店。

そこには人生に迷ったお客様が一人、また一人と・・・。

心温まる人間模様とおいしそうな料理で癒される物語です^^

冬におすすめのほっこりする本

少し肌寒くなってきましたね。

今回は、読んでいてほっこり暖かい気持ちになり、かつ手軽に読める物語をご紹介したいと思います^^

 

「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」 江本 マシメサ 宝島社

 

一年の半分近くが冬となる極寒の地を治める伯爵リツハルドは、そのあまりに住みにくい環境のため何度も婚約者に婚約破棄をされていたのですが、夜会で出会った軍人の女性ジークリンデにひとめぼれし、思わず勢いで言ってしまいます。

「自分と結婚してください」と。

 

1年間一緒に住んでみて、さしつかえなかったら正式に結婚しようというジークリンデの言葉に従い、オーロラの見える極寒の領地で、ほぼ自給自足の狩猟民族のリツハルドはお試し婚を始めますが・・

 

狩りをし、保存食を作り、生き物のすべてを無駄にせず使い切り、木を彫り工芸品を作り魚を釣る。厳しい自然の中で生きていく、温かい二人のお話です。